芹沢さんの車。私は助手席に座っている。



さっき隼人くんに言われて気づいた。


私、芹沢さんのこと好きなんだ…。



横目で見るとやっぱり芹沢さんの横顔はすごく整っていて綺麗。


うわ、顔見たら緊張してきた…


でもせっかく隼人くんが2人きりにしてくれたんだから、なにか話さなくちゃ!



「隼人くんと芹沢さんが兄弟だったなんて、本当にびっくりしました!」



「ねー、そんな偶然あんだな。」



芹沢さんが笑うと、胸がキューってして

もっと話したいなって思う。



こんなに遠い存在なのに、

私を変えてくれた彼に、

恋をしてしまいました。