「って、瀬奈ちゃん!顔真っ赤!」




「えっ!だって…////」



こんなにかっこいい人が間近にいたらドキドキしちゃいますよ!!


それから会計を済ませて、芹沢さんは出口まで送ってくれた。



「じゃあ、またね。」



「あ、あの!ありがとうございました!
芹沢さんに切ってもらえて良かったです!

私、頑張れる気がします…!」



今の私なりの精一杯の笑顔で芹沢さんにお礼を伝えた。



「うん、頑張って。あのさ…」



芹沢さんは一歩に近寄って、私の髪をそっと手にとった。


「瀬奈ちゃんの髪次切る時も俺に切らせて…?」