「………………………」

俺には何も言えなかった。

悲しかった。

裏切られた、とかいう気持ちじゃなくて、
ただただ悲しかった。

俺は、昔から一緒にいて、
何一つ気付けなかったのか…

「そう、あれは2年前くらいだったかな。

俺には、その時、親友がいた。
お前も含め、よく3人で遊んでたよな。
俺と、お前と、悠弥と。」