キスで世界が救えるわけないっ!


5年前…


「出てくわ。あのこをよろしくね」

お母さんの口から冷たい言葉が放たれた。
いつもなんだ。
お母さんは私のことが嫌いみたいで…。
でも、何でだかわからない…。

「凛久行くわよ」

「りつねぇ…」

「もう、あのこの名前何か呼ばないでちょうだい!!!」

最後の最後まで、お母さんは私を嫌った。

「おかさ…」

「黙りなさい!汚らわしい」

汚らわしい…?
私が汚らわしい…?







そのときからかもしれない。

私は愛されない、
恋なんか偽りばかり、
愛なんか

汚いってことを思い始めたのは。