優しい彼は残酷な人。





きっと私は朔を困らせているだろう。


朔は私に呆れてるかもしれない。


朔にこんな顔をさせてしまった今

私に残ったのは、後悔しかなかった。


だから、せめてこれ以上、朔に嫌われたくない私は


「...ごめん...行って。」


そうまた嘘をつくしかなかった。


「.....また、連絡するから。」


そう言って朔は部屋を出ていった。



静かな部屋のなか、私は涙がとまらなかった。