優しい彼は残酷な人。





ある日、ベッドの中で朔は言った。


「..ねぇ、俺と沙羅って
もとはひとつだったんじゃないかな。」


ポツリとそんなことを呟く朔。


「....え?」


「何か、沙羅は俺の一部っていうか....片割れなんじゃないかなって。」


「...」


「沙羅と繋がってるとき、そのまま本当に、
ひとつになっちゃうんじゃないかって。」


そう真剣な瞳で言う朔。


「それって、身体の相性が良いってこと?」


私がそう言うと、彼は少し黙って、それから笑った。


「...そうかもしんない。...でも、俺と沙羅が出逢ったのはやっぱり、運命なんじゃないかって思うんだよね。」