優しい彼は残酷な人。




「...そんなことしてると友達から嫌われちゃうよ?
...友達いなくなっちゃうよ?」


私がそう言うと、朔はクスッと笑った。


「..いいよ、別に。...沙羅に嫌われなければ。」


「...え?」


「沙羅が側にいてくれれば。それでいい。」


そう言って空を見上げる朔の横顔は、
本当に綺麗で言葉がでなかった。


「...さっき聞いてきたでしょ?」


「え?」


「...なんで、沙羅を誘うのか?って」


「....うん。」


「..ただ、俺が沙羅と見たかっただけ。
沙羅といると何かすごい落ち着くから。」


「...そっか。」