優しい彼は残酷な人。





それからも、何度か朔はこの場所に私を連れてきた。



「....朔って、星が好きなの?」


私がそう言うと、彼は頷いた。


「たまに...すごく見たくなるときない?」


「....なるほど。
....私はそんな朔の気分で夜中に連れ出されるのね。」


私は横目で朔を見ながら
そう言うと、朔はこっちを向いた。


「....ごめん、嫌だった?」


そう言った朔の表情は少し悲しそうにも見えた。


だから、私は思わず首を左右に振った。


「..私もここ、好きだから。」


私が言うと

朔は安心したように「よかった」っと言った。