優しい彼は残酷な人。




それから車に乗り、着いたのは知らない場所だった。


静かで大きな公園のような所。


「...見て。」


そう言って空を見上げる朔。


私も空を見た。


「...すごい...きれい。」


私はいつのまにか、そう呟いていた。


空にはいくつもの星が瞬いていて、キラキラしていた。


「気に入った?」


そう言って私の方を見た朔。


「....とっても。」


私も視線を空から、朔に戻して笑った。


「....朔、ありがとう。」


私がそう言うと、朔は目を細めて笑う。


「どういたしまして。」