カウンターからテーブル席を見ると、いつもそこに座る人の横顔を見ることになる。
ホットミルクを両手で持ち、ガラス窓から通りを眺める静さんの横顔がとても物憂げで……。
「……なんで来ないのあの人は!」
カウンターの下にしゃがみ込んで、拳で膝を叩いて苛々を発散する。
私の声が聞こえたのか、厨房とのカウンター越しに片山さんがひょっこり顔を出した。
「来なくてもいいんじゃない?」
「えっ? なんでそんな」
「だってその方が綺麗さっぱり別れられるでしょ」
さらりとそんな言葉を吐いた片山さんを、愕然と見上げる私。
よほどおかしな顔をしてたのか、片山さんがぷっと吹き出して言った。
「綾ちゃんはあの男と静さん、上手くいった方がいいと思うの?」
そう問われて、初めて自分の中の矛盾に気が付いた。
静さんに幸せに笑ってて欲しい、なんであんな人が彼氏なんだろうって思うのに、別れた方がいいなんて思わないのだ。
ホットミルクを両手で持ち、ガラス窓から通りを眺める静さんの横顔がとても物憂げで……。
「……なんで来ないのあの人は!」
カウンターの下にしゃがみ込んで、拳で膝を叩いて苛々を発散する。
私の声が聞こえたのか、厨房とのカウンター越しに片山さんがひょっこり顔を出した。
「来なくてもいいんじゃない?」
「えっ? なんでそんな」
「だってその方が綺麗さっぱり別れられるでしょ」
さらりとそんな言葉を吐いた片山さんを、愕然と見上げる私。
よほどおかしな顔をしてたのか、片山さんがぷっと吹き出して言った。
「綾ちゃんはあの男と静さん、上手くいった方がいいと思うの?」
そう問われて、初めて自分の中の矛盾に気が付いた。
静さんに幸せに笑ってて欲しい、なんであんな人が彼氏なんだろうって思うのに、別れた方がいいなんて思わないのだ。

