君と花を愛でながら

「えっ? いえ、そんなことないですよ?」

「すごく心配って顔に書いてある」



私って、そんなに顔にでるのかな?
「すみません」と頬を摩りながら悄然としていると、クスクス笑われてしまった。



「あの人、約束は破ったことないのよ。ただ、今日は大事な話があるって言ったから……逃げるかもねって、思っただけ」

「そう、なんですか」



当然、どんなお話なのか尋ねるわけにはいかないから相槌だけ打ったけれど、もしかして別れ話だろうかと気になって仕方がない。


だけど静さんからはそれ以上話は続かず、ホットミルクのオーダーを承って会話は終わってしまった。