君と花を愛でながら

淡い黄色の向日葵を一輪、それを引き立てるように白い小花を散らしてグリーンを挿す。


出来上がったミニブーケは、よく見る向日葵のイメージよりも夏の暑さを少し和らげるような優しい雰囲気のもの。


少し大人っぽく仕上がって、雪さんには似合うかもしれない。



「こんな感じでよろしいですか?」

「あら可愛い」



やっぱり今日もラストまでいた雪さんに、閉店してからブーケを見せると嬉しそうに受け取ってくれた。



「こんな向日葵もいいわね。ありがとう」



そう言いながら、なぜか手で隣のスツールをポンと叩く。
私は意味がわからなくて、ちょっと首を傾げて雪さんを見た。