君と花を愛でながら



にこにこ笑顔で見つめられながら食べるお昼も、さすがにちょっと慣れてきた。
プレートを食べ終えて、少しぬるくなって飲みやすくなったポタージュをゆっくりとしたペースでいただいていると。



「綾ちゃん、これ」



見て、と差し出して来たのは、色鮮やかな広告だった。



「わ、綺麗。ひまわり畑ですよね」



広大な敷地一面にひまわりを植えて、大きな迷路が作られていて、一度行って見たいと思っていた場所だった。



「絶対、好きだと思った」



多分、見るからに目を輝かせていたんだと思う。
片山さんが少し得意げな顔を見せた。



「昨日、やっと梅雨明けしたでしょ。次の休みに一緒に行こ」