君と花を愛でながら

「わからないからって立ち止まってたらわからないままじゃない? あんまり怖がらないで、案ずるより産むがやすしっていうわよ?」



つまりそれは。
まずは、デートしてみろってこと、でしょうか。


お姉ちゃんに相談しても、結局悩みはすっきりとはしないまま。
お風呂を済ませて、お布団に入ってまた頭を悩ませる。


一瀬さんから見ると私なんか子供だってそれはよくわかってるけど、片山さんだって私よりも五つ上だ。


それに、かっこいい。
あんな風に見つめられたり、指にキスされたりしたら……どきどきして当たり前だと思う。


肌掛け布団を口許まで引き上げたら、指先が目に入ってまたどきどきがぶり返して、暫く眠れなかった。