君と花を愛でながら

「マ、マスターとそんなんなるわけないでしょ。マスターからしたら私なんてお子様にしか……」

「うん、それもあるし」



自分で『お子様』って言ったのに、全く否定してくれないお姉ちゃんに結構ダメージは大きかった。


どうせ私は子供っぽいですよ。


……多分、世間一般の同年齢の子達よりも、私はこういったことに疎いのだと思う。
もっとちゃんと、真剣にみんなの恋バナを聞いて置けばよかったと、今更ながら後悔した。



「っていうか、論点ずれてる。片山さんかマスターか、じゃなくって。そんな簡単にデートしていいものなのかなって……」

「いいじゃない、それでもしかしたらドキドキしたりして、恋が芽生えることだってあるよ? きっと」

「……ドキドキしたら恋なの? そんな単純?」