「お姉ちゃあん!」
「えっ? 何?」
ちょうど二階から降りて来たとこだったのか階段の目の前で出迎えてくれたお姉ちゃんに泣きつくと。
「どうしたの、変な人でもいたの?」
と、心配そうに眉を顰めてくれた。
ある意味変だ。
この頃の片山さんは私には手に負えないくらい変だ。
大体デートってどういうものだろう。
誘われたからって、簡単に受けていいものなの?
高校の時の同級生たちはどんな話をしていたっけ。
彼氏とデート、それ以外に友達同士でもあったっけ?
恋バナで盛り上がってて、私も一応聞いてはいたけど
その時の私は悠くんに夢中で、だけどデートなんて深く考えたことなかった。
だって、デートなんて思わずに買い物に連れてってもらったりついてったり、お姉ちゃんも一緒だったり。
それが当たり前だったから。

