「わあああああああ!! 綺麗!! すごい!!」





落ちてきそうな星の量に




私は上を眺めるのに夢中だった 。






そしてお約束のように





転がっている石に躓いて転んだ。





「ぶはっっっ!!!! 流だっせえ !!!!


上だけ向いて歩いてるからだっつーの!!」





あたしを指さして碧が笑った。





このキャンプのために





ママと一緒に買いに行った





白のワンピース





お姫様になったみたいで嬉しかった





裾にしてある金の星の刺繍も





ひらひらしているスカートの形も





とても気に入っていたのに






汚れてしまった