「あ〜っ!楽しかった」


こんな楽しい食事久々だったし
段々眠くなってきた …






「んん…って朝⁉︎やばい、学校!」

案の定朝起きるのが遅くなって、急いで身支度して家を出た。




「おはよ〜う…」

「おはよ!莉央、どした?」

「んや、遅刻しそうで急いで来たの」

「え、珍しい。結構毎回早く来てたのに」

「愛は遅すぎるの!登校時間ギリギリに来るんだから〜」

そう笑いながら今日1日いつもと同じ、楽しい毎日が始まるなと思った。

「莉央、今日体育あるよ!」

「え、嘘でしょ…体育無理…」

そう私は体育が出来ない。
球技が大の苦手。いい思い出が一つもない。
その代わり走る事なら得意なんだ♪

「持久走なら良いのにな〜…」

「あのさ莉央、それ思うの莉央だけだと思うわ」

そう言って愛は呆れた顔をした。
…そうかな?持久走も楽しいと思うんだけどな。




「今日は持久走だ!!もうすぐで、マラソン大会だからなぁー!びしばし行くぞ!」


よっしゃこれはきた…!
心の中でそう叫んで、スタート位置に着いた。

私は小学校の時から男の子に負けないほどの速さを持ち合わせていて、自分でも自慢なんだ♪
けど陸上部には入ってないし、自分でも少し疑問なんだ…


「よーい!スタート!」

その掛け声で走り始めた。
3km15分以内で走らないと罰ゲームする、と先生は言ったから皆それに間に合うように本気みたいだ。

当然私は女子の1位であり、混合だと5位くらいの位置につけてる と思う。


その位置のまま、レースは終盤に差し掛かった___