通天閣の下で新太郎さんは鮮やかな水色のシャツを着て待っていてくれた。 沢山の観光客が行き来ていたがすぐに気が付いた。 新太郎さんもまた笑顔で手を振ってくれている。 私は心の鼓動を抑えながら近づいて軽く会釈した。 「待たせちゃいましたか?」 「全然、さっき来た所。」 「今日は、来てくれてありがとうございます。」 「そんな、お礼なんていいよ。」 いつも通りの優しい新太郎さん。 「じゃあ、早速昇ろうか?」