「…み……なみ…七海ってば!!
早く起きろよ。
遅刻すんだろ!」


「わかってるよ…おはよう」

七海は寝ぼけ眼を擦りながら起きてきた。


「遅いぞ…早く飯食えよ」
「うん…」

いつも通りの朝。いつも通りの声。
でも、何か…何か違う。


「玲緒…今日何か違う」


「ん?特に何も変わんねぇけど…。
強いて言うなら…今日ちょっと時間が
やばいことか…」