キーンコーンカーンコーン
「日和!
今日は仕事ないんだろ?」
放課後になって、
みんな帰った後の教室で
龍桜のみんなが話しかけてきた。
「あ....ごめん。
別の...引き受けちゃったから...」
左足のかかとを浮かせて、
ほんの少しだけ後ろに引いた。
「え!?
今日も?」
「うん...
ごめんね、卓也...」
「むぅ~~....」
少し頬を膨らませて拗ねる卓也に謝る。
「卓也、まぁ仕方ないだろ?
でも、日和。
少し抱えすぎじゃねーか?
最近ずっとだろ?」
「うん...」
「その優しいとこも
日和の良いとこだけどね!」
そういって、圭斗がフォローしてくれる。
「ありがとう...」
「まぁ、後から来るだろ?」
「うん」
「ほら、後から来るんだからいいだろ?
それに明日学校休みだから
遅くまで入れるだろーし」
宏明がそう言ってなだめる。
「うん。
今日は遅くまでいられるよ?
私、一人暮らしだから
親とかの心配はないし」
「だよな。
ほら、行くぞ?」
そう言ってみんなが教室から出ていく。

