桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)

...

「どうやって乗るの?」

「あちゃ~
やっぱしらねーのな。

いいよ。
俺が乗せてやるから」

え!?


「いっいい!

自分で乗るから!
乗り方教えて」


「乗せてやるって」

...だって...


「男子に持ち上げて
もらってことないのに...」


小さくつぶやいた


「え!
そうなの?」


...聞こえてしまったらしい。

「うん...
名前呼んだのも、
名前呼ばれたのも、
男子とどこかに行くのも、
初めて...

バイクに乗ったことないし、
男子に持ち上げられたことも
無い......」


だんだん声が
小さくなった。

「ふぅ~ん...」

何かいいことを
思いついた、
というように
顔がニヤけている。

いたずらする前の
子供みたい...


「じゃ、
俺は
日和の『初めて』、
5つもらうことにする」