「ま、
心配ないよ。

橘さん、
どこに住んでるの?」

「近くのマンション」

「あ~
コンビニとか近くにある?」

「うん」

「あそこか~」


目線を上にあげて
何かを考える風の東野君。

頭の中に、
地図を浮かべているのかな


みんなの少し後ろを
歩いている私達。


「..どうやって行くの?」

「バイクで。

橘さんには
誰かの後ろに
乗ってもらうけど...

いい?」

いい?...って...

断ろうにも断れないんだから...

「うん」



歩いて学校近くの
駐輪場に行った。