っ…
どうしよう。
真由美さんが、怒られちゃう…?
「…その後にいらっしゃる方はどなたですか!?
中学校の先生ではないですよね!?」
「…こちらは、
児童相談所の相談員で桐山さんです」
「初めまして。桐山と申します。
日和さんの体調が優れず学校に登校出来ないとのことで…
今は我々共の方でも
学校に行きづらい子供さんの為の学校をご紹介できますし
校内でトラブルがあったことも考えられますので
一度日和さんとお話させていただきたいのですが…」
「帰ってください!」
ひっくり返りそうな程に高くて
ヒステリックになりかかっている、
真由美さんの声。
対称的な男の人の声が
耳に入ってはすり抜けていく。
あぁ…なんだかぼうっとするや…
殴られたところ、熱いなぁ……
「うちの子には必要ありません!
なんなんですか本当に…!!」
「お母さん落ち着いて…」
じくじく、じくじく、
あれ、男の人…なんて、言ってるんだろう…
「私たちはですね…」
おかしいなぁ…
聞こえない、や……
ふら、ふら、ふら、
ペタンと座り込んだ体が
前へ、後ろへ、右へ左へ。
ゆらゆらと揺れる。
扉一枚挟んだ先には
真由美さんと先生たち…?がいる。
声、出しちゃダメ。
音も、ダメ。
だから身動きとっちゃ…ダメ。
わかってる、ん、だけどなぁ…

