桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)







「よし……大丈夫だね
頑張った……」




卓也が日和から離れて
日和の頭をなでる。




ふっと表情が変わった日和。



「もう、大丈夫だよ」


卓也が言い切ったと同時に
卓也に倒れ込む日和。


「「ひよっ!?」」

「っ!?」



「っと……
大丈夫。気を失っただけ
寝てるだけだよ」



日和を抱きとめてこっちを振り向く卓也。


安堵の息を漏らすと同時に
言いようもない苛立ちが襲った






「過呼吸、だよな」

何も感じていないかのように
冷静に、いつも通りに、そう意識して声を出した。




「うん。精神的なものだろうね」

ソファに日和を移動させながら
そう答える卓也。



「あ、圭斗と宏明ありがとね」

「いや、大丈夫。
俺何もできなくて……」



空気が沈んでいく

気まずい雰囲気が場を支配する。



日和の涙。
過呼吸。
抱きしめた卓也。
キス。