桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)




「吸ってー……吐いてー……」


何も出来ない自分がもどかしい。

でも何をするべきかも分からない。



ただ日和と卓也を見つめるだけ……




ここは安全

俺がいるよ




言ってやりたい言葉も全て俺はいえない。

卓也にしか言えない……っ







「吸ってー……吐いてー……」

言い続けながらも袋を取る卓也。




「っ、厳しいか」

「宏明!」

反射的に差し出した宏明から
水を受け取った卓也





ギュッ

「「「!?」」」

グッと水を煽った卓也が
日和を抱きしめて口付けた。



「っ……」



驚いて固まった日和が
涙目のままで足掻いた。


水の伝った喉元が動く