桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)






「「……」」



何も言えなくて沈黙する。


何か用事があって
外に出たわけではなかった。



ただ、日和が落ち着くには
一人になる必要があると思ったから。
俺達が近くにいたら、
まだ泣けないと思ったから。

本当は近くで支えてやりたいけど、
俺達の前で泣けるほど心を許していないだろうし、
今は俺達にまで恐怖を持たれてるから。






「……そろそろ道具使ってんだろうな...
俺、中見てくるわ」

「あぁ。頼む。」


ホントは俺より宏明が行ったほうが
戦力になるけどな




そう言って飛鳥は倉庫に軽く走っていった







ポケットに手を突っ込んで
車に寄りかかった。


少しだけ空いている窓から
日和のつっかえるような
震えた感じの呼吸が聞こえる。





……さっきまでの呼吸と同じだ。