「宏明さん!」
「卓也さん……!」
「阿部さん……!」
「圭斗さん!!!」
ボロボロの圭斗が宏明と卓也に肩を借りて
倉庫内に入ってきた
「……悪ぃ………
意識飛んだ…………」
『悔しい』それが伝わってくる声に、
どれだけの想いなのか、わかる。
「悪い。
悪い。みんな。」
そう言ってから、
舞台の上の涼を見た圭斗。
「「「!!!」」」
頭の右側から顎にかけて、
黒っぽく変色した血が
流れた跡がついていた。
「……日和をさらったのは風獣の五人組。
一人は日和を抱えてカッターを持ってた
残りの四人は俺に殴りかかってきた。
実力として多分下っ端。
鉄パイプで殴られた後はよくわかんねぇ。……日和の抱えてた奴が車を用意しろ
って言ってた。」
「わかった。
……祐也、手当てを」
「はい!」
圭斗を祐也に任せて、
宏明と卓也が舞台に上がる。

