『圭斗っ!』
『なんすか春樹さん!
あいつが今何言ったか
わかってるでしょう!?』
いつも倉庫で、
笑ったり怒ったり拗ねたり騒いだり
総長や副総長になだめられたりしてて。
けっこーワガママっぽい感じの
俺や卓也に似てる感じの人。
幹部の春樹さん。
……なのに。
なのに、違った。
『...それでもだ。
それでも……俺は、俺達は、
人に指示を出す場所にいるから。
自分の感情で動くんじゃなくて
全体に最善のこと、しなきゃいけない。』
『幹部になるなら...どんだけ怒ってても、
笑って相手するくらい、しなきゃいけないんだよ
落ち着いて、なんともないふうに
見せなきゃいけないんだ』
『相手の不意をつく。想定外にもっていく。思い通りにさせない。
それがどれだけ大きな力になるか、
わかれ。』
真面目なトーンで、
有無を言わせない圧があって。
格上だ、って
幹部なんだ、って
実感させられる。
そんな顔だって見たことなくて。
いつも感情のまま動いてるみたいで
俺らの特攻隊長で、ムードメーカーで...

