職員室を丁度でて、
やっぱり上の空のまま
昇降口へ歩く。
過去の記憶。
忘れようとしていたのに…………
「!?」
圭斗の背中が見えた時。
後ろから腕が伸びてきて、
肩を抱かれた。
!?
「動くな」
低い声。
少しあの人の声に似てる。
怖い。
怖い怖い怖い…!
右肩から前を通って掴まれた左肩が痛い
過去の記憶が
走馬燈のように脳裏をよぎった
一瞬、体が固まる
……...怖い……...……
その一瞬で、
私は完全に押さえつけられた
口を押さえ付けられて声が出せない
なにか布を当てようとしてるのがわかった
圭斗、圭斗……!
お願い、気づいて……!!
足をばたつかせて、必死に床を蹴った。
パンッ
廊下に音が響いて圭斗が振り向く

