桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)



「最初は……
色々言われたり、髪引っ張られたり、
足踏まれたりするぐらいだったの。」


幹部室。

寝てしまった私が起きたのは、
もう夜中だった。

でも、久し振りに沢山寝たおかげで
まったく眠くはなかった。



みんなも、寝ないみたいだったから、
やっぱり……話すことになった。



「ぐらいって……」

圭斗の声が微かに聞こえた気がした。

でも、聞こえてないフリをした。


「やっぱり、ロボットだって。」

他人事のようにそういった。

みんなが少し何か言いかけるように
息を吸う。


それを遮るように、
私も息を吸って話し出す




「仕方ないよね。
……悲しくないよ。
辛くも、嫌でもない。」

「っひ」

「その後から、
呼び出しされることが多くなった。」



宏明が、私を呼ぼうとした。


遮って、話し出す。


「始めは、空き教室。
蹴られるようになってからは
人が来ない昼に体育館裏に
呼ばれるようになって。」


何でもない事のように。

傍観者、第三者が話すみたいに。