桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)

大きな音をたてて入った幹部室。


日和の起き上がった
ベッドの横には涼と宏明。


こっちをゆっくりと見ると
悲しそうな顔をした日和。


圭斗も帰って来て、
全員がベッドの近くに集まった。


ごめん、と呟く日和が、
前の日和に戻ってしまったような気がして
怖くなる。



「いっ!!!」




!!!



俺らのいるほうに体を向けようとした日和がそう声をあげてうずくまった。




口々に声をかける。


春樹さんに痛み止めを
打ってもらったけど、
体を大きく動かせば
痛みは感じるみたいで。




日和の言葉を最後に、
部屋が沈黙で包まれる。






……何があったんだ?
誰にやられた?
いつからだ?
何で頼ってくんなかった?



聞きたいことは
山ほどある。


でも、今は。


「…後で、話聞かせてくれるか?」

日和に楽になってもらいたいから。



俯いて黙る日和に、
やっぱり自分一人で抱え込もうとする、
自分を責める、その性格が読み取れた。