桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)

 ガチャ...
 カラカラカラ...

仕切りが絵里さんの手でどかされた。



少し距離のある日和の体。

腕以外は良く見えない。

「...来いよ」

日和にかけていた
布団をめくって
強い目でこっちを見た春樹さん。



言ったよな?



そう問いかける、
強い眼だった。


震えそうになる足を、
一歩、踏み出す。


日和がねているベットの横まで移動して、
初めて春樹さんの言った事の意味がわかった。


「「「「「なっ!?」」」」」



傷だらけの体。




絵里さんが布団をどかした。


膝までのズボンから見えるのは、
変色し、腫れた足...

半そでの服から出る二の腕は
紫や青の痣。


「絵里」

春樹さんがそう呼んで、
絵里さんを見た。

一瞬迷うように目線を動かした
絵里さんは、
そっと日和の服をめくった。