桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)

卓也side


日和の隙をついて
お菓子を口元に持っていった。

「はい、あーん」

羨ましいだろ~と
言うように、日和の肩越しに
みんなに向かって笑った。

「ん...おいしい」

日和が、
おいしいって言った...!

嬉しくて声が弾む。

チョコと食感がたまらない!
って言ったら

「うん。甘いの好き...」

!!
日和の好きなもの、
一つ発見っ!!!

涼達も驚いているみたいで
自分がそんな風に言わせたんだ、
と思うと余計に嬉しかった

日和が俺たちの前で
大きく感情を出したのは
たった一度。




『嘘だ!
きっとあなたたちも
私を裏切って、
後でバカにするんでしょ!?

それで私の事を見て
笑うんでしょ!?』






聞いた時は、
ほとんど何も考えられなかった。



確信していたのは、
それは絶対に違うという事だけ。



今は、少しは
心を開いてくれたと思うけど、
未だに...感情を出しているようには
思えなかった。