桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)











「あ、日和!
来たんだな!

飛鳥さん!
こんちわーっす!!」

倉庫に入って
そんな声があちこちから聞こえた。

「飛鳥。
先に部屋に行った方がいい?」



「あ~...うん。
顔ぐらいは見しといて。
卓也が拗ねてたし」

「...うん。
わかった」



卓也...
やっぱり拗ねてるんだ...

幹部室に入る階段を上がって
ドアを開ける。



「!! 日和!
やっと来た~

遊ぼう!
あ、お菓子食べる?」


「卓也...落ち着いて」



そう言いながら
飛びついてきた卓也を連れて
ソファに移動する

「案外早かったんだな」

宏明がそう言って
座っていたソファの端によって
スペースを作ってくれる。



目でありがとうと言いながら、

「うん。
大した仕事じゃなかったから」

そう返事をした。




「日和、日和!

はい、あーん」



声がして振り向くと目の前に
お菓子があった。

どんどん近付いてきて
どうしようもなかったから
そのまま食べた。

「ん...おいしい」

「でしょ~?
新発売のお菓子!
チョコの甘さと食感が
たまんないんだよね~!!」