「大丈夫?」 心が不安そうに声をかけてくれる。 「う、ん。なんとか…」 でも、それも立っているのがやっと。周りには男子もたくさんいて、私はそこから一歩も動くことができなかった。 ガクガクと少しずつ足が震える。 ……もうダメだっ そう思った時だった。 .