願いの本

「その女の子って性別しか分かってねぇの?」

大体それぐらいだろうなと思いながらも言った。

そしたら思いもよらぬ返事が返ってきた。

「え? あぁ、年がな18ぐらいで髪の毛は長いんだって、でとても綺麗らしいよ」

結構いろいろなことが分かっていた。

「へぇ、そんなに分かってんだ」

別にどうでもよかった。

知りたいわけでもなかった。

どうせ、噂なんだから。

そう思いながら俺はため息をついた。

それからしばらく圭吾と話した。

圭吾は学校の話をずっと笑いながら話してくれた。

不思議と俺も笑顔になった。

「今はサッカーなんていいじゃないか、足が治ってからまたでれば。お前の実力ならすぐにまた代表になれるって」

圭吾はそういった。