「明日は学校これそうか?」 「あ、はい……」 「そっか。んじゃ、俺、帰るな」 「えっ」 「今日は様子見に来ただけだし」 そう言って立ち上がる孝先輩の手を、思わず握る。 「あ……」 「……莉緒?」 「えと……外、寒いですし、もうちょっと温まってからでも……」 なにを、言ってるんだろう。 でも……行かないで。 まだ、ここに…… 私の隣にいて欲しいと思うの。 先輩の笑顔が、まだ見たい。