ん……。 あれ……。 「野村……?」 「……前田君?」 目を開け、体を起こすと、ベッドの横に前田君が座っていた。 「あれ……」 ここは、保健室……? 周りを見渡すと、学校の保健室のベッドで私は眠っていたようだ。 「野村ごめん!!」 「えっ」 前田君は、そう言って深く頭を下げる。 「野村が体調悪いのに、俺気づけなくて、ほんとにごめん!!」 「いいよ、そんな。体調悪いのに来ちゃった私も馬鹿だし」 その言葉と同時に、「ほんとにな」という言葉と一緒に保健室のドアが開く。