放課後になり、私はゆっくりと帰る準備をする。
うーん……朝より体調悪い気がする……。
「はっくしゅ」
すごい寒いし、頭もクラクラするし……。
「莉緒、帰るぞー」
「孝先輩、えと……」
さすがに一人でちゃんと歩いて帰る自信ないな……。
お母さんに迎えにきてもらおうかな、なんて言ったら孝先輩心配するだろうし……。
「莉緒、顔色悪くね?」
「そ、そうですか? 別にそんなこと」
「いーや、悪い。いつも以上にぶっさいく」
「なっ」
「お前んとこの親、家にいんの?」
「え……はい、まあ」
「じゃあ、今日は迎えにきてもらえよ。それまでは、保健室で寝て待ってさ。その方が体的に良いだろ?」
「……じゃあ、そうします」
「ん」
孝先輩はぽんぽんと私の頭を撫でて、優しく笑った。

