登校してくる生徒が段々増え、私は孝先輩と一緒に校舎への方に戻る。
孝先輩の教室は一階だから、下駄箱で別れた。
うー、雪の上で寝転がりすぎたかな……体が寒い。
ココア、買って教室に行こう……。
私は少し駆け足で、自動販売機へと向かった。
自動販売機の前には、そんなに人はいなく、私は列に並ぶ。
「はっくちゅ」
ううう、寒い……。
私の変なくしゃみで、前に並んでいた人が振り返る。
「あれ、野村?」
「まえだくん……」
「どうしたんだよ、めっちゃ体震えてるけど」
「えと、ちょっと雪ではしゃいじゃって」
「……ははっ、意外と野村ってアクティブなんだな」
「アクティブって……」
前田君の順番になり、前田君は手早く飲み物を買った。

