3時間目は体育だった。
体育が終わったあとあたしは更衣室に向かっていた。

こんな時になんだけど、あたしの名前を言ってなかったね。あたしの名前は
「華野 ルカ」
なんか昔親がはまってた魔法少女の名前らしぃ。まぁそれはどうでもいいことだ。話をもとに戻そう。

更衣室につくと、あたしの制服がなかった。
「!」
まさかと思ってあたしはごみ箱の中を覗いた。中にはあたしの制服が切り刻まれてあった。
「フフ…」
うしろから笑い声が聞こえてきた。あの女子生徒たちだった。すると思いもよらないことに、
「この制服をあげる。お姉ちゃんのだけど。」
「え?」
「ただし条件があるの。」
「じ…条件?」
「10 万円欲しいの。用意してくれる?」
「…わかったよ。」
あたしは「わかった」と言ってしまった。