「俺は坂田晴斗。よろしくな美姫っ!」

そうして、出された手。
これはきっと握手を求められている
だけど私は知らない顔して
自分の席へとついた。

「なっ!?知らん顔はないだろぅ!」

「……」

「美姫っ!」



こうして私達は出会った。
私は呼びたくはないが
うるさいので
『晴斗』と呼んでいる。