「くっ悔しい」

「ん?何が?」

「いやっ別に。ていうかなんで恋人繋ぎなわけ?」

「気にするな、ほらっいくぞ!」

ずんずんと歩いていく。
私の質問は無視ですか
あぁそうですか。
心の中で1人ぶつぶつ言っていると
あっという間に門を出た。
すると晴斗の歩くペースがゆっくりになった
私のペースに合わせてくれているみたい。

2人とも無言のまま。
いつも、家まで私を送ってくれる

「ありがとっ」

「おうっ!じゃあまた明日!!」

晴斗は笑顔で手をふりながら
走っていった。