ガチャッ

俺は美姫の部屋に入った。
内心ドキドキだ

綺麗に整頓されている。
ピンクを基準としていて
いかにも女の子らしい部屋だ

俺はベッドを背もたれにして座った。



ガチャッ


美姫は飲み物を持ってきてくれたみたいだ
なんだか気を使わせてしまったかな?

「はいっコーヒー」

「ありがとっ♪」

俺の前に置いてくれた。
覚えててくれたんだ
なんか、にやけるんだけど

「なににやけてるの?」

「いやっなんでもない」

「あっそ」

あっ!!

「なぁ美姫。」

「なに?」

「今日はご両親いつ帰ってくんの?」

「帰ってこないよ」

えっ?

「あっ、旅行か!」

そう言うと美姫は俯いてしまった。

俺なんか変な事言ったかな?

「美姫?」

「……」

俯いたまま返事はなし。