2人でお店を出た。

あの後もずっと見つめてきた。
調子狂う。。。

手はまた、晴斗に握られた
なんで晴斗はこんなに私を気にするの?
なんでいつも私のそばに居るの?

1人考えていたら
急に晴斗の足が止まった。

「着いたよ」

はぁ。私の家に着いちゃった。

「今日はありがと。」

「おう!またな!」

そう言っていつものように
走って帰って行った。

私はそのまま立ち尽くして
ぼーっと晴斗が見えなくなるまで
見ていた。

「はぁ。中にはいろ」

ほんとはこんな家なんかに帰りたくもないし
居たくもない。
だけど、私の家はここだから仕方ない。