考えていると
もう、晴斗は靴を履き替えていた。

私も履き替えようとするけど
手は離してはくれない
まぁいつものことだけど。

私が履き替えるのを待っていてくれた晴斗は

「さぁ行くぞっ!」

そのまま門を出たけど
私の家と晴斗の家とは反対方向だ。

「ねぇ、どこに行くの?」

「お楽しみっ♪」

何度聞いても晴斗は
教えてくれない。