重い扉を開ける。
ここには、誰も居ないから
1人でゆっくりお弁当が食べられる。
私には友達なんていない
冷たく接しているせいか誰も寄ってこない
まぁ、私にはそれが一番いいんだけどね
でも、唯一1人だけ私に近づいてくる

…晴斗だ。

なんのために私に近づいてくるのかわからない
私と関わった所でなにもないのに
だけど、だけど晴斗だけは何かが違う。
私にもわかんない、わかんないんだけどさ
なにかが違うんだ。

この感情はなに?

なんでドキドキするの?

はぁ。考えてもわかんないや

お弁当食べよう。


ダンッ!!!


「……っ!!」

びっくりして体が飛び跳ねた。
音のした方に顔を向けると

「居たっ♪」










晴斗だ。










走ってきたのか
息が乱れてる。