モバイバル・コード

「なぁ、約束、守れよ。竜二さん」


──『カチャッ』

 
 竜二はサングラスを外し、スーツの胸ポケットにしまう。


「龍ちゃん……やっぱり……愛梨は……」


「ああ、身体が暖かい。生きている。仮死状態とか、そういうのに一時的にして、オレ達を惑わせたんだろう。その瞬間、全部が繋がった」


 歩く。一歩、二歩。


 あのお喋りなユウマも、流石に空気を読んで、軽口一つ叩かない。いや、叩けないのだろう。



 ナツキさんも道を開けた。長身の男、レイも。



 目の前に居るのは竜二。








 その横を通り過ぎて


──『バゴンッ』