モバイバル・コード

 携帯電話が嫌いというより、それを取り巻く環境が嫌い。


 そんな大人の作ったエゴを代表する機械に成り下がった、携帯電話の話で、唯一興味を惹かれたことがあった。


 慶兄の話で興味が引かれた点は『ルール』を、『新しい秩序』を作り上げるという所だ。


 もちろん、こういった『モバイバル本戦』なんて、クソゲームを作る意図が無かったからこそ、オレは認めていた。悪徳会社が多いのであれば、それを取り締まるというより、秩序を作ればいいという点に惹かれただけだ。


 自分で、身体を動かして、何かに触れる事が好き。


 携帯を触って、決められたゲームの、決められたルールの中で競うつもりは毛頭無い。


『自分で作ったり、考えたりするのが好き』
 

 オレの、『本心』だった。単純に、能動的に動きたいという意思が強い人間なのかもしれない。


 もちろん、オレのこの考えが100%正しいなんて、思ってはいない。


 ただ、携帯電話を通したバーチャルな世界が、どうしても受け付けられなかった。これだけは、真実だろう。


 携帯なんて、ゲームなんて。誰かの都合で作ったものじゃないのか。


『竜二がオレの中に見た物』


『モバイバルの意図』


『過去の戦いで何をしてきたか』


 これを踏まえて、もう一度『モバイバル』を調べてみよう。